ZRX1200DAEG エンジン不調
- 2023/11/15
- 14:40
ZRX1200DAEG エンジン不調でご相談されてきました。
最近、USDEで入手したんですが、エンジンが不調でいきなり吹け上がったりで
まともに走れないんです...(´・_・`) どーにかなりませんか?と。
走行距離は26,000km程です。

車両は以前に当店でカスタマイズしたのを、ご自身でアレンジしているようです。
ヤマモトレーシングのビックスロットルボディは、当店で取付とセッティングを行っています。
それから1万km以上走行しているかと思います。
試乗チェックしたところ、ギクシャクが半端なく、この状態ではまともに走れませんw
主な原因は吸気系やECUの制御系ではなさそうですが、この際色々と点検しましょう!

まずは取り外したスロットルボディ。 吹き返しで真っ黒です(゚∀゚)
これもギクシャクの原因ではありますね。

吸い込み側を拡大。こちらも汚れがすごいです。
レーシングボディなので、定期的な清掃やチェックは必要です。

パワーフィルターも汚れているので、クリーナーを使ってじゃぶじゃぶ風呂行きです。

クリーナーを使ってボディを清掃していきます。
汚れが溶けて、黒くなっています。

ノーマルのスロットルボディでも同様に汚れている車両もあります。
15,000~20,000km目安で点検した方が良いですよ。
電スロは10,000km(大型車)位ですかね。

インジェクターも噴射量やパターンを計測。
若干詰まっているのか、バラツキがみられます。
清掃した後、テストして揃ってるのを確認して終了。

清掃後のスロットルボディ。
汚れもスッキリ落ちています。
清掃、噴射テストの完了したインジェクターも組み込んであります。

車両に取付て、アイドリング調整やスロポジの設定など、
各種センサーの信号や設定状態を確認していきます。

シフターもラピッドバイクのロッドタイプに変更しました。
以前は、お試し用に比接触型の磁気センサーを使ってまして、センサーの位置関係が少しでもズレるとシフターが作動したりしなかったりと、不具合が出る場合があります。
中古で購入した現オーナー様が、ステップのペダルポジションを調整したことによって、センサーの位置がずれて不具合が発生していました。
ロッドタイプであれば、このような不具合は出ませんのでご安心を。

シフターユニットはシート下に取り付けてあります。

オーナー様に試乗チェックして頂きましたところ、当初と全くの違いに驚かれておりました。
前オーナー時にセッティングした足廻りのフィーリングも気にって頂けているようで何よりです。
なにやら、もう一台このDAEGの他に1200Rも持っているらしく、そちらのキャブセッティングも
お願いします!と入れ替えになるようですw
S様 ありがとうございました。

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