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W800 ベベルギアからの異音が気になるとご相談がありました。
事情を詳しくお聞きするとクラッチカバー、ベベルカバー(下側)、ジェネレーターカバーをシルバーからブラックに色替えするため、バイクパーツ量販店で交換を依頼されたとの事。
車両が戻ってきた直後からベベルギア付近から異音が出るようになったようです。
当社にご相談された際に確認したところ、ベベルギアのバックラッシュが適正ではないときに発生する異音がかなり出ていました。バックラッシュの調整だけでは修正は無理かと思われます。
ヘッドカバーを剥ぐって点検していきます。
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ベベルギア(上側)を点検します。
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ギアを拡大して見てみるとキズだらけです...○| ̄|_
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シャフト側もキズだらけです。異音が出て当然かと。
バックラッシュの調整は作業自体はさほど難しくはありませんが、その音鳴りで適正かを判断するのは非常に難しいです。
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下側のギアも点検します。
ちょっと分かりずらいですが上側同様キズだらけです。
IMG_6773.jpg

シャフト下側も同様です。
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ベベルギアの交換、ギアの歯当たりを見るため特殊工具です。
アルミの筒状と棒状も特殊工具です。旋盤で削り出したワンオフもんですw
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交換したギアとベアリングです。
外したギアが傷だらけになっているのが良くわかりますね。
IMG_6788.jpgIMG_6792.jpg

カムシャフト側ドリブンベベルギアも交換しましたので、ギア同士の歯辺りが適切になるように矢印部分のシムを調整します。
ギアに光明丹を塗ってドライブベベルギアとの当たりを見ます。
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下からギアを廻すためにシャフト形状の特工をハンドドリルで回転させます。
光明丹で当たり具合を見ながらシムを調整します。
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調整用のシム。それぞれ厚さが異なります。
IMG_6830.jpg

下側もケースカバーに組み込んで、特工とハンドドリルで廻しながら光明丹で当たり具合を見ながら調整します。
IMG_6832.jpg

作業が完了したので試乗して最終チェックです。
エンジンを暖気して異音が出ていないかを確認。
色々な走行パーンやエンジン温度を上下させながらチェックしていきます。
IMG_6890.jpg

20kmほど走りながらチェックして全て作業終了です。
オーナー様に引き渡したところ、エンジンの回転がスムーズになったと。
ベベルギアの傷が全てを物語っていますね...
やっと気持ちよく乗れるようになって良かったですo(^▽^)o
S様ありがとうございました。
IMG_6892.jpg
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