サムブレーキってご存知でしょうか? サムとは親指のことですね。
その親指を使ってブレーキを掛けるシステムのことです。
なんのこと?と思う方も多いと思います。  このブレーキシステムを使って、オートバイレースの最高峰(今のMOTO-GPクラスですね)の頂点に立った人物が、ホンダのエースライダーだったマイケル・ドゥーハンです。 ※詳しくはウィキでみてね。  ミックは(愛称ですね)あるレースのクラッシュで右足に重症を負ってしまい、左足で操作するフットブレーキを使うことができなくなってしまいました。 選手生命すら危ぶまれた状況下でも果敢にチャレンジを続け、遂にはタイトルを手にし、その後は偉業のタイトル5連覇と、多くの人に感動を与えました。 その偉業を支えたともいえるブレーキシステムが、今回ご紹介するサムブレーキシステムです。

ちょっと話が脱線してしまいましたが、このミックのように右足に障害を抱えてしまいましたが、どうしてもミッション車両のバイクに乗りたい!と、ある日お電話でご相談を頂いた方がご来店されました。
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詳しくお話を伺うと、お父さんもバイクに乗ってたようで、その姿にいつしか憧れを抱くようになり、自分もバイクに乗りたいと思うようになったようです。 ですが、右足の障害もあり、免許の取得方法すら分らない状況下で、当社にご相談にされたようです。 以前のHPで、左足の障害を抱えた方の為に、左手で操作する電動シフターを装着した記事をみられたようで、これも励みになったようです。※別の機会にご紹介します。

お客様には了承を取って、写真を掲載させて頂きました。 この障害を臆することなく、同じようなことで悩んでる人の為になるのであればと、ご協力いただきました。感謝!

今回のように、障害を持った方が初めて免許を取得するのにあっては、オートバイを用意しなくてはなりません。 なぜなら、障害の内容については個々に違うため、教習所で同一の車両が無い為です。
実際にどのような障害で、どの範囲まで足が動くのか? 足つきや操作の問題など、細かく打ち合わせる必要があります。 また、本人は免許を取得するのにあたって、所轄の公安委員会に行って、事前審査が必要です。 ここで審査してもらい、免許を取得するのにあっての条件を決めるようです。
今回の審査結果、条件として【二輪車の前後ブレーキは手動式に限る】と記載されています。

ベース車両に選んだのはゼファー400χです。 本当はW400が良かったようですが、Wだと後輪ブレーキがドラム式のため、サムブレーキにした場合、十分な効力が得られないのと、複雑なシステムになってしまうし、メンテナンスの面でも手間が掛かるのでNGとなりました。

次回は、本題の車両製作に入っていきます。




 




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