ZZR1100D エンジンオーバーホール-1
- 2014/05/12
- 12:05
ZZR1100D エンジンオーバーホール
ご来店の際に細かい内容をご相談させて頂き、オーバーホールはパワーチェック後に判断しましょうと言うことに。
まずはパワーチェックしてみました。
クラッチに滑りが出ており、正確なデーターが取れません。

交換するクラッチ部品です。
滑りが出ていてはデーターとれませんね

クラッチの組み込みが完了しました。
再度シャーシダイナモでテストしてみます。

シャーシダイナモでテストしましたところ、パワー的には特に問題ない感じでした。
データーをお見せしてお客様にご報告したところ、まだまだこの先も乗って行きたいので越上だけでもオーバーホールをお願いしたい!とのことでしたので早速ヘッドを剥ぐって作業開始!



ヘッド、シリンダーとばらしていくと...
あれ?なんか欠けてる?...
#1のピストンスカートが欠けてしまっています

欠けてしまったピストン。
ピストンにある縦傷からみるとクリアランスかガスが薄いのかが怪しいです。
早速、お客様に連絡してどう対処するかご相談です。
もちろん破片はケース内に落ちているのでギアなどに噛みこんでしまったら最悪です。

エンジンは下ろして越下もオーバーホールすることになりました。

どんどんばらしていきますが、肝心の欠片が出てきません。どこに隠れているのか。

とうとうミッションまで着ましたが欠片は出てきません。
おそらく既に粉砕したと思われます。
それと欠けた原因はエンジンコンディショナーなどの異常量添加かと思われます。
思い当たる方、結構いるのではないでしょうか? 入れすぎにご注意ください。

オーバーホールついでにピストンはワイセコのオーバーサイズへ変更です。
ボーリング加工が必要ですので、戻ってくる間に他の作業を進めます。

クランクは計測台にて振れを測定します。
規定値で問題ないですね。

コンロッドも重量を測り、全て同じ値になるように加工します。

ヘッド廻りの洗浄も終わり、バルブを組み込んだ状態。

シフトフォーク 右が新品です。
カニ爪の先端部に磨耗が見られます。

腰下廻りも分解清掃、測定と作業が終了しましたのでケースに組み込んでいきます。

下側ケースをかぶせて反転。
シリンダーが戻り次第作業再開です。

シリンダーが加工から戻ってくるまで少し時間が空くので、エンジンとは別にご依頼されている修理に取り掛かります。
メインフレーム(サイドカウル)止め部のネジがつぶれてしまっています。
ZZRではよくある修理ですね。 また、転倒してヒットすると凹んでしまう部分でもあります。

ボーリング加工からシリンダーが戻ってきましたので作業再開です。

ヘッドも組み込んでカバーをかぶせればとりあえず完成です。

慣らしが終了しましたらパワーチェックしてみましょう。

ご来店の際に細かい内容をご相談させて頂き、オーバーホールはパワーチェック後に判断しましょうと言うことに。
まずはパワーチェックしてみました。
クラッチに滑りが出ており、正確なデーターが取れません。

交換するクラッチ部品です。
滑りが出ていてはデーターとれませんね


クラッチの組み込みが完了しました。
再度シャーシダイナモでテストしてみます。

シャーシダイナモでテストしましたところ、パワー的には特に問題ない感じでした。
データーをお見せしてお客様にご報告したところ、まだまだこの先も乗って行きたいので越上だけでもオーバーホールをお願いしたい!とのことでしたので早速ヘッドを剥ぐって作業開始!



ヘッド、シリンダーとばらしていくと...
あれ?なんか欠けてる?...
#1のピストンスカートが欠けてしまっています

欠けてしまったピストン。
ピストンにある縦傷からみるとクリアランスかガスが薄いのかが怪しいです。
早速、お客様に連絡してどう対処するかご相談です。
もちろん破片はケース内に落ちているのでギアなどに噛みこんでしまったら最悪です。

エンジンは下ろして越下もオーバーホールすることになりました。

どんどんばらしていきますが、肝心の欠片が出てきません。どこに隠れているのか。

とうとうミッションまで着ましたが欠片は出てきません。
おそらく既に粉砕したと思われます。
それと欠けた原因はエンジンコンディショナーなどの異常量添加かと思われます。
思い当たる方、結構いるのではないでしょうか? 入れすぎにご注意ください。

オーバーホールついでにピストンはワイセコのオーバーサイズへ変更です。
ボーリング加工が必要ですので、戻ってくる間に他の作業を進めます。

クランクは計測台にて振れを測定します。
規定値で問題ないですね。

コンロッドも重量を測り、全て同じ値になるように加工します。

ヘッド廻りの洗浄も終わり、バルブを組み込んだ状態。

シフトフォーク 右が新品です。
カニ爪の先端部に磨耗が見られます。

腰下廻りも分解清掃、測定と作業が終了しましたのでケースに組み込んでいきます。

下側ケースをかぶせて反転。
シリンダーが戻り次第作業再開です。

シリンダーが加工から戻ってくるまで少し時間が空くので、エンジンとは別にご依頼されている修理に取り掛かります。
メインフレーム(サイドカウル)止め部のネジがつぶれてしまっています。
ZZRではよくある修理ですね。 また、転倒してヒットすると凹んでしまう部分でもあります。

ボーリング加工からシリンダーが戻ってきましたので作業再開です。

ヘッドも組み込んでカバーをかぶせればとりあえず完成です。

慣らしが終了しましたらパワーチェックしてみましょう。
